もう、2月なんですね。貴重な今年の1/12が終わってしまいました。
先週、糖尿病の勉強会に行ってきました。
このメトホルミンというお薬自体は、歴史が古いものなのですが、最近評価が見直されてきており、専門の先生がご講演なさるとのことで勉強に行きました。
特別講演をなさった藤井先生ですが、実は、大学時代のクラブの大大大先輩でいらっしゃいます。学生時代も、大学に講義にいらっしゃることがありましたが、相変わらず、流麗でスマートな語り口でいらっしゃいました。とにかく講演がわかりやすく構成されているので、とても説得力がある!講演後、メトホルミン製剤の評価が、一部、低すぎたことに気づかされました。それにしても、僕もこれほどの講演ができるようになりたいものだと思いました。
15年ぶりにご挨拶させていただきましたが、相変わらずの紳士でいらっしゃいました。
懐かしいことを思い出しました
学生時代の私の下宿が、先生のクリニックの目の前でした。日曜日のお昼間に、することもなく同級生と自宅を出ると、いつもはダンディな藤井先生が、麦わら帽子に軍手姿でクリニックの草むしりをしていらっしゃいました。あまりにも暇だった僕と同級生は、勝手に草むしりを小一時間ばかり手伝いました。
当日の夜、ご自宅にご招待いただき、おそらく超高級と思われるステーキと、同様に高級と思われるワインをごちそういただきました。
日頃、発泡酒とチューハイしか知らない我々は、流し込むようにグラスを傾けました。さすがに、先生はびっくりして、「これ、○○で、すごくいいものだから!僕も普通飲めないとっておきのやつだから!」と笑いながら慌てていらっしゃいました。
多分、もっと安いワインもお持ちだったと思います。
ただ、暇つぶしに草むしりを手伝っただけの物の価値を知らない学生に、全力でお礼をしてくださいました。そして、我々は、深く恐縮し感銘を受けたことを覚えています。
感謝の仕方に人間の大きさを学ばせていただきました。
思いがけずに様々な人から、大きな学びを得ていることも思い出せた日でもありました。